創業は文久2年(1862年)。あの森鴎外が生まれた年で140年以上の歴史があります。甘強酒造のある愛知県海部郡蟹江町は、木曽川と庄内川に挟まれた田園地帯で、愛知の穀倉とも言うべき蟹江地方は豊かな水と良質の米に恵まれ、古くから酒造地として栄えてきました。甘強酒造は、みりんと日本酒の醸造一筋に歩んできた老舗蔵で、「四天王」で知られる日本酒は全国新酒鑑評会で金賞を獲得するほどの名醸蔵です。甘強みりんのモットーは、「純粋」であり、「自然」であること。良質な米と伝統的製法で造られるみりんは、コクがあり、ノビのきく、本格みりんとして全国の割烹料理店をはじめ、多くの飲食店で愛用されています。
  
140年以上の歴史を刻んできた甘強酒造の伝統的な建造物4棟が文化庁の「登録有形文化財建造物」に登録されました。
愛知県海部郡蟹江町蟹江本町 甘強酒造

左) 甘強「昔仕込本味醂」 右) 甘強「濃醇みりん」


テレビ番組「どっちの料理ショー」の
『特撰素材』にも選ばれた極上の味醂。

◆甘強 「昔仕込本味醂」
  (かんきょう むかしじこみほんみりん)

「昔仕込本味醂」は、契約栽培農家による良質なもち米と米麹、粕取焼酎だけを原料に古式醸造法による本格みりんです。
一般の味醂の熟成期間2ヶ月に対して、この昔仕込はなんと3年以上を熟成に費やします。この熟成により諸成分やミネラル分が生成され、上品でふくよかな甘さが生まれます。ノビが良く、コクがあり、タレやツユの下地として素晴らしい味わいを発揮します。素材の味を邪魔することなく、見事に引き出し、調和することが多くのプロの料理人に支持される理由です。
また、調理用としてだけではなく、飲用としても素晴らしい味わいがあります。そのままでは甘みが強いと感じる方は、日本酒で割っていただくとあの「十四代」を彷彿とさせる甘口の味わいが楽しめます!

●一般みりんの半分程度の量で、十分なテリと旨みが出ます。
●魚などクセのある素材への臭み消しに効果的です。


一般店では販売されない
 業務用本みりん、その名も「濃醇」。

◆甘強 「濃醇みりん」
  (かんきょう のうじゅんみりん)
約6ヶ月の熟成期間を経て出荷されるみりんで、一度搾ったみりんを二度仕込みする事により、粘りが出て濃醇で上品な甘みが持ち味の本みりんです。
糖度は50度あり、煮詰める必要はなく、少量でも十分なテリや甘みの効果を発揮しタレやツユを最高の味わいに仕上げます。老舗のうなぎ屋さんなどで愛用されているコストパフォーマンスの高い業務用の本みりんです。
※こちらは醸造アルコールなどを使用しているタイプですが、大手メーカー品とは一線を画す、濃厚でまろやかな甘みがあります。

●一般みりんの半分程度の量で、十分なテリと旨みが出ます。























「甘強みりん」は、一般にスーパーなどで売られている本みりんの2〜3倍の濃度があります。
つまり、1/3〜1/2の使用量で同等以上の十分なテリや旨みが得られるため、はるかに経済的といえます。その道のプロが長年愛用している理由もそこにあります。

「本みりん」とは、他の「みりん風調味料」や「発酵調味料」と区別するために使われている名称で、実際には色々なタイプの本みりんが存在します。ひとつは「旧式みりん」(本格みりん)と呼ばれる、国産のもち米と米麹、本格焼酎を原料に造られるみりんで、昔ながらの製法により日本酒と同様に冬場の寒仕込で造られ、更に半年以上の熟成期間を経て製品化されます。
もうひとつは「新式みりん」と呼ばれるタイプで、大手メーカーの製品がほぼこれに該当します。こちらは原料がもち米、米麹、醸造用アルコール、糖類などです。現実には安価な醸造用アルコールや糖類などで3〜4倍に増量され、原料米もコストの低いうるち米や外国産米などが使用され、熟成期間も40〜60日程度と短く、年間生産されています。あくまでも安定的に安価を目的とした商品のため、「旧式みりん」より濃度は薄く、濃い味の料理を仕上げるためには煮詰める必要があります。

ご注意
「みりん風調味料」という商品がスーパーなどで販売されていますが、多くの消費者が「みりん」と勘違いして購入していると聞きます。「みりん風調味料」とは、酒類販売免許を持たないスーパーでも販売できるように開発されたアルコールを含まない「みりん」の類似品で、本来の「みりん」と同等の効果は得られません。出来上がる料理もあくまで「〜風」になることをご承知下さい。




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